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日出処の猫

もし本土決戦を行わず、沖縄を犠牲にしただけで大日本帝国が降伏していたら、日本人は「無知」なまま、生命を尊重できないまま、何も学べなかったかも知れない・・・「五分後の世界」

「終戦後」にもう一つのパラレルワールドがあったとしたら。広島・長崎以外にも小倉・新潟・舞鶴にも原爆を投下された日本は、戦後も「アンダーグラウンド」と呼ばれる高度な地下都市で、最先端科学技術と世界最強の軍事組織をよりどころに、人口26万人となった現在もなお、誇り高き「日本国民」として、アメリカを中心とした国連軍とゲリラ戦を繰り広げていた。

この「五分後の世界」に紛れ込んだ小田桐は、「なぜ、大日本帝国は消滅したのか」について、小学生の社会科の教科書で知ることになる。

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

国民学校小学部六年教科書「社会」より

「その原因は、戦争でもっとも大切とされる補給や情報や科学技術が無視されたこと、さらに大切である生命というものをそんちょうしなかったことです。」

「それは、それまで本当の民族的な危機というものを体験したことがなかったからです。周りを海で守られていたため他の民族と戦うことがなかった日本は、他の民族や国を理解することがいかに大切かを学ぶことができなかった。そして生命というものはそれを積極的にそんちょうしなければ守れないものだということも学ぶことができませんでした。」

「もし本土決戦を行わず、沖縄を犠牲にしただけで、大日本帝国が降伏していたら、日本人は「無知」なままで、生命をそんちょうできないまま、何も学べなかったかも知れません。」

「もっとも重要なのは生きのびていくこと。生存そのものです。われわれ日本国が戦争を通じて学んだのは、まさに、そのことでした。」

「生きのびていくために必要なものは、食料と空気と水と武器、そういうものだけではありません。勇気とプライドが必要です。」

五分後の世界

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和猫の静かな日々

日出処、日本生まれの猫です。居眠りしたり、ぼうと 空想にふけったりの日々であります。

気ままに猫だもん。

時々書き物もいたしますが、なにぶん猫なもので、みじくな日本語めんご。

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