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日出処の猫

ユアー、ベター、ツー、フォロー、ミー・・・「天風先生座談」その1

中村天風氏の講話の中から宇野千代氏が構成し著した「天風先生座談」。当時死病だった肺結核を患いながら欧米を遍歴していた天風先生は、インドのヨガの哲学者から「たった一つの大事なことをお前は気がついていない。それがわかればお前は助かるんだよ。だから、俺について来い」と言われて感動し、即座に彼の弟子となり、ヒマラヤの麓へと向かう・・・

天風先生座談 (廣済堂文庫)

「天風先生座談」より

・・・「とにかく、お前は、自分のすることだけはすべてしつくしたのに、病がよくならない。同じ助からない病なら、生まれ故郷に帰って死ぬのだと言っているが、私の目にうつるお前は、まだ大事なことを一つだけ気がついていない。その大事なことに気がつけば、お前が自分自身の生命を見捨てたような、哀れな運命に自分を陥れることはないんだ。とにかく、俺にくっついて来い。ほんとうに助かる道を教えてやる。」

 と言われたんです。あれはなんというのですかな。あれほど強情、傲慢な私が、現代の言葉でいえば、人生意気に感ず、とでもいうのですかな。どこに連れて行かれるのやら、そうして連れて行かれたさきで、どんなことを私に教えてくれるのやら、皆目わからないのにですね。簡単な言葉なんですよ。ユアー、ベター、ツー、フォロー、ミー。これだけ言っただけなんですよ。お前、俺にくっついて来いよ。(つづく)





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和猫の静かな日々

日出処、日本生まれの猫の日々。

気ままに猫だもん。

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